医療機関メーカーへのPLM導入事例

オムロン ヘルスケア株式会社

電子化率100%! PLMで設計業務効率化と法規制対応の厳格化・効率化を同時達成

ダイジェスト

課題・背景

開発拠点がグローバルに広がる中、設計・開発業務の複雑化へ対応するために解決しなければならない3つの課題と背景があった。「原図」が紙(承認は手書きのサイン)であるため、「原図」「設計情報」を、グローバルで共有/活用しにくい。=グローバル化の障壁「設計情報(電子データ)」が、一元管理できていないため、必要な「設計情報」を探すのに時間がかかる。=本質業務に集中できない変化が激しく年々厳しさを増している医療機器業界の法規制に、柔軟に対応できる仕組みを構築することが急務である。=法規制対応

ソリューション/テーマ

PLMソリューションである「Windchill」に機能追加した厳格なFDAの規定に対応する、医療機器メーカー様専用パッケージシステム「Windchill Medical Device Suite」を採用。 導入ではゼネテックのベストプラクティス適用サービスを利用し以下のテーマを短期間で成し遂げた。 ・ドキュメント管理(DHF、DMR等) ・メカCADデータ管理 ・エレキCADデータ管理 ・BOM管理 ・変更管理 ・プロジェクト管理 ・部品、BOM情報の他システム連携(Add-On) その他、CSV(コンピュータ化システムバリデーション:Computerized System Validation)もゼネテックで実施。

成 果

設計・開発業務の電子化率100%を達成したことにより、拠点間での設計情報をグローバルで活用できる環境の構築ができた。設計・開発業務がシンプルになることで、設計工数、管理工数が激減し、必要な「設計情報」を探す時間が大幅に短縮され、設計の本質に割く時間の創出が期待される。Windchillのフォローにより、法規制対応の確実性・効率性向上(厳格な変更管理の実施)など、監査指摘率の減少が見込まれている。

インタビュー

クライアント 会社概要

社名オムロン ヘルスケア株式会社 OMRON HEALTHCARE Co., Ltd.
設立年月日2003年7月1日
本社所在地京都府向日市
資本金50億円
売上高1,120億円(2020年3月期連結)
従業員数(グループ計)3,758人(2020年3月末現在)
研究開発拠点2拠点(日本:京都府、中国:大連氏)
生産拠点5拠点(日本:京都府、中国:大連氏、ベトナム:ビンズン省、ブラジル:サンパウロ、イタリア:LonatoDel Garda)
国内営業拠点3拠点(東京、大阪、福岡)
海外営業拠点(法人)18拠点(米国、メキシコ、ブラジル、オランダ、ドイツ、フランス、イギリス、ロシア、シンガポール、インド、バングラデシュ、タイ、インドネシア、中国、台湾、韓国)

※2020年3月時点

クライアント 商品一例

om-01

血圧計

om-02

体温計

om-03

治療機器

om-04

体重体組成計

om-05

歩数計・活動量計

om-06

電動歯ブラシ